去年から高騰を続けてきたコメの価格、こうした中去年11月に農相に起用された江藤氏。当初、備蓄米の放出について慎重な姿勢を示してきたが、今年に入り方針を転換。2月、備蓄米21万トンを市場に放出する方針を発表した。しかし、備蓄米の放出後もコメの価格高騰は続く。今月11日までの1週間に販売された平均価格は、5キロあたり4268円。前年同時期比、約2倍の高値が続いている。更に、放出した備蓄米が充分に行き渡っていないといった声もあがっていて。ことし3月に落選された備蓄米21万トンのうち、先月27日までに消費の現場に届いたのは全体の10%余りにとどまっている。コメの価格高騰への対応が求められる中で起きた、江藤氏の辞任。地元・宮崎やコメ農家からも厳しい声があがっていた。