卵は最近は足りているようだが、今も消費者に見えないところで影響が残っているという。佐藤庸介解説委員が「一昨年の秋から去年の春にかけて、鳥インフルエンザの発生で卵を産む鶏1600万羽以上が殺処分されて、卵は品薄になった。ただ去年から今年にかけてのシーズンはそれよりは発生が少なく、処分は79万羽ほどだった。卵の生産はほぼ回復したと言われている。しかい卵の需要がなかなか戻らない。その主な原因は加工用や業務用の需要が縮んでしまったということにある。業界関係者の間では、問題をより拡大させたのは農林水産省が出した通知にあるという声が出ている。再び混乱を招かないためには、生産者、メーカー、小売り、外食業界などが、生産が急に減った場合に対応を話し合う、こういう場作りが必要」とスタジオで述べた。