帝国データバンクが国内の主な食品メーカーを対象に行った調査によると、来月値上げされる食品は3024品目で、去年の同じ月より3.4%多くなった。3000品目を超えるのは今年4月以来半年ぶり。主な品目では、ペットボトル飲料や日本酒などの酒類・飲料が2262品目と全体の70%余を占めている。次いで、パックご飯や餅などの加工食品が340品目、焼肉のたれや味噌などの調味料が246品目などとなっている。調査会社は原材料価格の高騰に物流費・人件費の上昇なども加わり値上げに繋がったとみている。また、卵についてJA全農たまごが発表した東京地区の今月の平均価格はMサイズ1キロあたり320円と11か月連続で前の年と同じ月より値上がりし、統計を公表している1993年以降、9月としては最も高くなった。農林水産省は今年の初めにかけて発生した鳥インフルエンザの影響が続いているとしている。