鳥取市のイオン鳥取北店では、県内の金融機関や警察官など約40人が買い物に訪れた人に声を掛けながら、特殊詐欺に関するチラシやお菓子が入った袋を手渡した。県内のことしの特殊詐欺の被害は、今日までに32件と過去最悪だった去年の同じ時期より8件多くなっていて、被害額は2983万円にのぼっている。このうち最も多いのが、サイトの未納料金などを求める架空料金請求詐欺と、「年金の払い戻しがある」などと言ってお金をだまし取る還付金詐欺で、これまでにそれぞれ11件発生している。県警察本部生活安全企画課室長補佐・宮辻美和が「定額減税の給付があるという詐欺電話が県内に多くかかっている」などコメントした。