デジタル技術を活用して市民生活の利便性を高めようと、鳥取市は行政サービスだけでなく、民間企業が運営するネットスーパーでの商品の注文なども、一括して利用できる新たなアプリを使った実証実験を始めることになった。鳥取市の電機メーカー・LIMNOでは、市が発信する防災情報やバスの時刻表、市立図書館の電子書籍の閲覧といった行政サービスに加え、ネットスーパーでの商品の注文など、民間の事業者が提供するサービスを一括して利用できる新たなアプリを開発。このアプリを使った実証実験がことし9月から始まることになり、きのう、市と実証実験に参加する市内の企業4社が連携協定を締結した。実証実験では、アプリがインストールされたタブレット端末を、鳥取市の佐治町と若葉台に住む高齢者を中心としたおよそ200人に貸し出し、その利便性を検証することにしている。鳥取市・深澤市長のコメント。