鳴門わかめの収穫量が減少している。原因のひとつが海水温上昇といわれている。1970年代以降の40年で、収穫最盛期(2月から3月)は最大で1.9度上昇した。県では、暖かい海でも育つ品種を取り入れるなどの研究をすすめている。成長に強い影響を与えるとされるオスの配偶体を、太平洋に面した阿南産に変更。春先でも、肉厚なわかめを維持できるようになった。水質改善が進んだことでおきた、色落ちという別の問題については、メス(色合いをおおきく左右するとされる)の品種改良で、本来の色を取り戻した。県では品種改良をつづけて、ブランドを守っていく。