H2Aロケットは後継機となる新型ロケット「H3」の打ち上げが今年3月に失敗し、影響が懸念されていたが、JAXAは共通する部品の検査など対策を講じ、今年9月に47号機の打ち上げに成功している。47号機に続く「H2Aロケット」48号機は来年1月11日に鹿児島県・種子島宇宙センターから打ち上げる計画であることが関係者への取材でわかった。48号機には高度数百キロの上空から地球上のあらゆる場所を撮影できる政府の情報収集衛生、光学衛星8号機が搭載され、北朝鮮のミサイル発射施設の動向や災害時の被害の把握などに活用される。H2Aロケットは打ち上げ費用の高さや設備の老朽化などが課題となっており、来年度に予定されている50号機の打ち上げを終えた後の再来年度以降は新型ロケット「H3」に移行する予定。