タクシー会社が運営主体となり一般のドライバーが自家用車などを使って有料で人を運ぶ「日本版ライドシェア」について、九州運輸局は県内で初めて鹿屋市でタクシー会社を運営している坂元運送に参入を許可した。坂元運送はドライバーの減少などから、先月九州運輸局鹿児島運輸支局に参入を申し出ていた。運用が始まるエリアは鹿屋市と東串良町で、時間は金曜日と土曜日のそれぞれ午後4時台から翌日の午前5時台までとなっていて、配車アプリを通じて予約を受ける予定。会社によると使用できる車両は2台で、今後ドライバーの確保や配車アプリの準備などを進めて、ことし11月にもサービスを始めたいとしている。会社の宮田正広所長は「県内では初めてのことで手探りの状態だが準備や運用を進めて課題が見えてくれば問題提起もしていきたい」とコメントしている。