アメリカとロシアは24日、ウクライナでの停戦をめぐり、サウジアラビアで実務者協議を行った。協議は12時間以上続き、両国は今後、共同声明を発表する予定。ウクライナをめぐり、両国が合意したエネルギー関連施設への攻撃停止に向けた議論に加え、船舶の安全を確保するための黒海での停戦合意に向けた話し合いも行われた。協議は12時間以上続き、両国は25日に共同声明を発表する予定。エネルギー関連施設や黒海での停戦に関して、どこまで具体的な進展があるかが注目される。また、アメリカの代表団は今後、ウクライナ側と再度協議するとみられる。ウクライナでの停戦をめぐっては、アメリカのウォルツ大統領補佐官は、エネルギー関連施設への攻撃の停止から始め、次に攻撃停止の対象を黒海の海上に拡大し、その後、両国の停戦ラインを定めるという3段階で進めたい考えを示している。