明治安田生命Jリーグ、今シーズン限りでの現役引退を発表していたコンサドーレ札幌・小野伸二選手がラストマッチに臨んだ。1998年に浦和レッズでプロデビュー。日本代表史上最年少の18歳でフランスW杯に出場。華麗なボールさばきから「天才」と呼ばれた。そんな小野選手はJ1で11年ぶりに先発出場すると、試合開始早々魅せる。後ろからのパスをダイレクトで前線へ。いきなりスタジアムを湧かせる。さらに味方がフリーキックを得るとキッカーは小野選手。ゴールには繋がらなかったが、サポーターは最後の姿を目に焼き付けた。前半22分に交代が告げられると、両チームの選手が駆け寄って花道を作って送り出した。小野選手のラストマッチを勝利で飾りたい札幌だったが、ゴールを奪えず敗戦。それでも小野選手は「きょうでプロサッカー選手生活が終わりますが、サッカーを愛し楽しんでサッカーを続けていくので、これからもどうぞよろしくお願いします」と話した。