大阪局・蜘手美鶴記者が解説:今回の万博は建設費の増額などが批判されてきただけに、新たな負担につながる事態は避けなければならないが、何が求められている?「根本的な課題は、万博会場でどんな体験ができるのか、この部分についてPRが足りていないこと。取材をしていると、何が見れるのか分からないのにチケットは買えないという声をよく聞く。赤字を避けるためだけでなく、どんな技術やどんな未来社会が示されるのかという、万博本来の意義もしっかりと打ち出すことが必要。まだ準備中のものが多いとはいえ、万博は1か月後には開幕する。博覧会協会や出展者には、コンテンツとともに、そこに込められた意味を分かりやすく伝えることが求められている」。