早稲田大学ビジネススクール教授の長内厚さんがCESについて解説。長内教授もソニーに勤めていた頃、テレビの商品企画を担当していて、CESのソニーブースで説明員をしていたという。2000年ごろのCESは「コンシューマーエレクトロニクスショー」の名前のとおり家電製品の展示がメーンだった。当時、ブラウン管テレビからプラズマテレビや液晶テレビに技術転換が進んでいたので日本メーカーもここで最新技術を披露していた。やがて、ショーの目玉が家電からIT製品や電気自動車に変わるなどずいぶん様変わりした。家電の分野で韓国メーカーの躍進もあって今回、パナソニックはBtoB技術を中心とした展示で、ソニー、ホンダはEVの披露だけど「日本の家電離れ」というのを実感すると話していた。パソコンなどを使って生成AIのサービスを活用するという時期を過ぎ、AIがロボットやEVなどさまざまなハードウエアに搭載されるようになってきた。長内教授は「個人的には古巣でもあるソニーの動向にやはり関心が向いてしまう」とコメント。ソニー、ホンダのEV「AFEELA」は今年はもうアメリカで納車が始まって来年には日本でも発売されるという報道がある。EVに逆風が吹く中、ただのEVではない新たなモビリティの挑戦がどこまで市場をつくれるかこれがポイントになる。一方、半導体ビジネスにつながる車載センサーの応用などでは他の自動車メーカーにも供給するというところでさまざまなアイデアが出てくるかもしれないという。
