アメリカではニューメディアが人気を集めている。保守系のネット番組ウォールームを運営するのはホワイトハウス元首席戦略官のスティーブン・バノン氏。ブルッキングス研究所はウォールームが虚偽・根拠のない発言を多く行っていると指摘している。陰謀論も取り上げるネットメディア、リアル・アメリカズ・ボイスのグレン氏は、トランプ大統領のお気に入りとされる。グレン氏の恋人のグリーン下院議員はトランプ氏の熱烈支持者で、レガシーメディアは国民、特に子供たちを洗脳していると主張する。こうしたニューメディアをトランプ政権は優遇し、レガシーメディアに圧力をかけている。背景にはフラッド・ザ・ゾーン戦略がある。トランプ氏がFCC委員長に指名したブレンダン・カー氏は、巨大IT企業が保守的な言論を検閲していると主張。メディア・通信の自由が規制される懸念が強まっている。共和党支持者を中心にレガシーメディアの信頼度は急落。背景にはメディアの多様化もある。
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