テキサスから打ち上げられた宇宙開発企業「ブルーオリジン」のロケット。搭乗したのは、ケイティ・ペリーら6人で、全員女性。ロケットは、アマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏が所有している。宇宙船は約10分後には地上に帰還した。女性だけの宇宙飛行は1963年以来。ロケットは高度約100キロメートルの宇宙空間まで達した。宇宙空間から地球を眺められるのは3分間。宇宙船は、パラシュートで地上に戻ってきた。ジェフ・ベゾス氏の婚約者であるサンチェスさんが最初に出てきた。この宇宙飛行はサンチェスさんのアイデアで、ジャーナリストや活動家に転じた2人の科学者などが搭乗した。ケイティ・ペリーは、船内で「この素晴らしき世界」を歌ったという。宇宙船を使った有人飛行は今回が11回目。宇宙船から切り離されたロケットは無事テキサスに戻ってきた。専門家は、宇宙が大富豪の遊び場になっている、科学者にとっては懸念される事態、金持ちだけの特別な場所であるべきではないなどとした。ブルーオリジンは、宇宙旅行を誰もが楽しめることを目指しているとしている。将来の宇宙旅行のためには、11万4000ポンド以上の手付金が必要だ。