きょうの経済視点では大槻さんは「情報セキュリティ、意図せぬ結果」とあげ、お金の流れよりも情報の流れがキーになる、と話した。今日本でスマホに関して大きな法改正が検討されていて、OSの規制を厳格化して利用者の不利益がないようにするという。OS業者が自社アプリ以外もダウンロードできるようにすることなどが検討されているが、それによってハッキングなどのリスクが増すという懸念がある。責任を利用者に負担させるのは効率・安全性の面で疑問。「独禁法とセキュリティの兼ね合いは難しいですね」と相内さんはコメントした。大川さんがあげた「ここまで来たかAI」というのは、レベルというより分野の話だという。CMへのAIタレントの起用などで人間では表現ができない広告が可能になり、これが一般的になると芸能・広告関連企業の株価にも影響が出るという。実際に昨年以降芸能関係の銘柄の株価は振るわない状態が続いているが、企業にとっては費用が安くリスクが少ないAIタレントを起用するメリットは大きい。エンタメ分野でもAIの影響を観察していく必要がある、と大川さんは話した。