DZHフィナンシャルリサーチ・東野幸利さんのきょうの日経平均予想レンジは36200円~36600円。東野さんは「アメリカ株が伸び悩んだことや、正午前後に日銀金融政策決定会合の結果が公表されるので日本株は前日終値を意識したスタート。日銀会合は政策修正なしを織り込んだ状況になっている。イベント通過や日米の決算発表も控えているのできょうは上昇一服の1日とみている」などと述べた。注目ポイントは『テクニカルとPERでみた日経平均』。東野さんは「日経平均はコロナショック後の2020年3月安値を起点とした上昇のあと、2021年から2段上げでの上昇が続いている。短期的には上昇一服が予想される。安値から最初の上昇幅13914円を最安値にあてはめた38630円まで上昇することが予想されるが、36620円が上値の節になるとみている。昨年は6-7月の高値から10月安値までは上昇が加速する付近で変革。足元は上昇が早くなっているので1月26日前後や2月1日には高値を迎える可能性が高い。PERは16倍程度まで上昇。日経平均採用銘柄の業績回復期待を先取る形で株価が上昇。レンジ上限や高い水準に近づいてきて株価の上値をおさえる要因になる。外部環境の変化や決算発表で業績期待が行き過ぎとなれば今年の初落としの局面を迎える可能性もある」などと述べた。