訪日外国人が増加傾向にある金密輸が激増している。去年、成田国際空港で摘発された金地金等の密輸入は、2023年に106件だったのに対し、2024年に215件と倍増した。消費税10%分の利ざやを稼ぐのが目的と見られている。番組が成田税関に密着取材したところ、ポケットに金塊を入れた香港からのビジネスマンや、アクセサリーに偽造した金塊を持ち込む男などのケースがあった。また、下着の内側に、粉状の金を水や砂糖に混ぜ込み粘土状にして密輸するケースも増えているという。また、税関では偽ブランド品など知的財産侵害物品の流入も警戒しており、2024年の全国の税関の輸入差し止め件数は、約3万3000件にのぼる。また、2024年に全国の税関が押収した不正薬物数は、約2.6トンだという。