獣医師の齊藤さんは釧路を拠点にして30年余、多くの野生動物の命を救い、自然保護の活動にも力を入れてきた。この日は風力発電の羽にぶつかり負傷したオオワシを治療していた。釧路湿原国立公園の一部は国際的に重要な湿地と認められ、日本で初めてラムサール条約に登録された。園内の特別地域は法律で守られ手つかずの自然が残されているが、特別地域の外にはソーラーパネルが立ち並んでいた。国立公園の周辺では太陽光発電の施設の建設が相次いでおり、釧路市北斗のメガソーラー建設予定地は国立公園の飛び地から数百mの場所にあった。
