ニューヨークから岡三証券の荻原裕司さんに聞く。複数のIPOを控えている。アメリカ企業のIPOによる資金調達金額。今年の調達金額は既に2024年に匹敵する水準まで達していて、2021年依頼最高の年になると予想されている。クオリティも高く評価されている。今年上場する企業は企業規模が大きく、成長基盤がしっかりしていて収益性が高かったり、改善している企業が多いとの声もある。2021年はスパック(特別買収目的会社)を上場させて、後に事業会社を買収するスパックブームによってIPOが活況となった。スパックに投資した株主に巨額の損失をもたらした事もあってクオリティは高くなかったという印象。今年の主なIPO企業の公募価格からの騰落率。上場後の値動きも堅調。ステーブルコインの発行を手掛けるサークルを筆頭に上場する企業が目立っている。今週、クラーナやジェミニ・スペース・ステーションなどフィンテック企業を中心に上場が予定されている。フィンテック企業は関税の影響を受けづらいことやトランプ政権の金融市場における規制緩和の動きも上場を後押し。主なIPO企業の上場後の騰落率。下落した銘柄も目立っている。フィグマのように上場初日に急騰したものの、その後軟調な動きとなっている企業も多い。上場初日に大幅に上昇した銘柄は冷静な投資判断が求められる。
