香港株式市場での去年1年間のIPOによる資金調達額は374億ドルで、ナスダックを押さえて6年ぶりに世界一に返り咲いた。香港はアジアの金融センターとして自由な資本取引が認められている。9日、香港証券取引所にAIやロボットなど先端技術で急成長する3つの中国企業が上場。上場企業代表は中国ロボットの世界的ブランドを構築するなどとコメント。去年1年間に新規上場した119社のうち109社が中国企業。中国企業は前年より約50社増えた。江蘇省のロジスティクス関連企業代表は、当社の知名度向上も香港への上場の重要な目的などとコメント。中国企業の上場ラッシュの背景には海外進出を後押しする中国政府の施策があると見ている。香港の経済学者、徐家健は、多くがまず香港に来るのは米中関係の悪化で制裁や地政学的な要因があるからなどと説明。市場の活況を支えているのが不動産不況で行き場を失った投資資金、いわゆる中国マネー。中国本土からの流入資金は前年の2.5倍に急増。過度の依存が進めば中国の景気に左右されるリスクがある一方、専門家はイラン情勢を巡り投資家がリスクの分散を進める中、香港の重要性が今後さらに高まる可能性もあると分析。
