棚瀬さんのドル/円予想レンジは145.20円~146.20円。棚瀬さんは「金曜日に米国8月雇用統計の発表を控え、方向感の出づらい展開が短期的に続くのではないでしょうか。市場参加者の間で、円キャリートレードの動向を見る上でよく見られる指標として、日銀発表の外国銀行本邦支店の本支店勘定のデータがあります。7月分のデータは6月分のほぼ横ばいですが、日銀のデータは銀行内での資金の移動を反映しているだけで、実際に資金がどこに貸し出されているのか、どう使われているのかわからないですね。BISのデータは貸し出しを反映していると言えるが、使途はわからず、実際に円を借りて円キャリートレードにつながるところを反映しているとは言えません。結局IMMを見ざるを得ないのではないでしょうか」などと話した。