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「JSR 四日市工場」 のテレビ露出情報

三重県四日市市に工場を構えるのがJSR。ある半導体関連製品で世界トップクラスのシェアをもつ。工場では瓶詰めされた液体が製造ラインを流れていた。フォトレジストを生産しているラインでここで作られた製品が世界の半導体工場に出荷されるという。フォトレジストは半導体の土台となるシリコンウエハーに塗って使うもの。JSRはフォトレジストの世界シェアがトップクラスだという。その理由として、紫外線などをカットした厳しい環境で実施されている性能検査がある。品質へのこだわりが評価され、シェアを拡大した。半導体そのものの製造で日本メーカーは1988年には世界の半分のシェアを握っていたが、失われた30年とともに衰退した。それでも回路形成などの前工程からICチップ切り出しといった後工程まで幅広い半導体産業で技術のある日本企業は今も重要な役割を担っている。後工程に関わるアドバンテストもその1つ。 
アドバンテストは70年前に創業した半導体の検査装置メーカー。この会社には1つのプラットフォームであらゆる半導体を試験する装置を作っており、マーケットシェアは50%以上で世界1だという。アドバンテストも知る人ぞ知る世界トップの半導体関連企業だった。アドバンテストは今年株価が35%上昇。半導体銘柄は日本の株高の牽引役にもなっている。半導体で縁の下の力持ちになっていた日本勢。2022年転機となるかもしれない出来事が。本丸の半導体製造であるラピダスが設立された。トヨタやNTTなどが出資し、経済産業省も設立を後押しした。ラピダスは北海道に工場を建設中。総投資額は5兆円規模にのぼる。回路の幅2ナノメートルという世界最先端の半導体を量産計画。この動きに注目している日本の半導体関連の最重要企業が東京エレクトロン。売り上げ高2兆円超えの巨大企業。半導体の様々な製造装置を作っていて、累積販売台数は世界最多。東京エレクトロンの河合社長はラピダスが工場を建設中の北海道に新拠点を設ける考えを明かした。現在東京エレクトロンの売り上げの約8割はTSMCなど海外企業向けだが、今後はラピダスへの販売も進める考え。本丸の半導体メーカーに期待が集まるなか、産業の行方を左右する技術をもつのが新光電機工業。後工程で半導体チップを搭載する基盤を作る技術を磨いてきた企業。これを活かし新たに取り組んでいるのが1枚の基盤に複数のチップを組み込むチップレット技術。チップレット技術を用いることで機能がバラバラの半導体を基盤の回路でつなぎ、低コストで高い性能を実現できる。新光電機工業は今後チップレットで世界をリードしようと新工場など1400億円の設備投資を行った。知る人ぞ知る技術を培ってきた日本の半導体企業。
住所: 三重県四日市市川尻町100
URL: https://www.jsr.co.jp/

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