今週、新たに発表されたのは、2025年開業予定の沖縄初の大型テーマパーク「JUNGLIA」。恐竜から逃げるサファリライドや、気球に乗ってジャングルや海の景色を眺望できる。手掛けるのはUSJや西武ゆうえんちの再建などで知られるマーケティング会社 刀。刀の森岡毅代表取締役CEOは、日本人が一番沖縄のポテンシャルをまだ分かっていない、変化の起点として沖縄のパークを追いかけてきた、などと語る。沖縄を起点とした観光産業への変化とは。投資金額700億円程度で挑むJANGLIAの勝ち筋について聞いてみると、需要は堅いかがいちばん大事なポイントで、人が非日常の中でストレスを解消したいという欲望だけは、確信を持って堅いと思っている、伸びしろとポテンシャルが高いのは沖縄だと言い、アジアのど真ん中にある地政学的な有利点、年中気候が安定しているなどと説明していた。一昨年リニューアルオープンして話題になった西武園ゆうえんちは、開業70年以上の歴史ある場所をそのまま活かして再生。先月発表したイマーシブ・フォート東京は、旧ヴィーナスフォートの建物を活用し、没入感ある施設を目指す。今回のJANGLIAは、世界自然遺産 やんばるから近いゴルフ場跡地を生かして建設する。いまある物を生かす考え方について、高低差をうまく使えば体験価値をあげる、お金も同時にセーブできる、目的に叶うような特徴を逆手に取ることを変化の起点と考える森岡は、様々な仕事がAIに取って代わられる、キーワードは人が人を喜ばす、人は人にもてなされたい、人は人に感動させられたい、などと語っていた。海老原優香は先日西武園ゆうえんちに取材に行ったがそこにあるものを生かしてこれまで経験したことのないような遊園地に生まれ変わっていたと話していた。