富山局から刑務所ラジオのDJ住職についての話題を伝える。富山刑務所では月に1回、夜にラジオ番組を放送し、先月500回を迎えた。46年間DJを務めるのは寺の住職。ラジオ番組「730ナイトアワー」。受刑者から曲のリクエストとメッセージを募集し、刑務所内のスタジオから放送。DJを務めるのは川越恒豊住職。普段は富山市内の寺で住職を務めている。富山刑務所には約280人の受刑者がいて、多くが窃盗や覚醒剤取締法違反の罪などで服役。川越は受刑者の更生を後押ししたいという思いでラジオで語り続けてきた。500回記念の番組のテーマは「私の応援ソング」。再犯者の多さが課題となる中、刑務所ではラジオが受刑者の更生に果たす役割に期待している。川越は「受刑者が社会に復帰することを願ってこれからもラジオで語り続けていきたい」と考えている。
