働きながら介護を担うビジネスケアラーは2030年には約318万人になると見られている。都内でビジネスケアラー経験者が実体験をもとに頑張りすぎない介護の重要性を説く講演が行われた。酒井穣さんは9年間海外勤務をしながら母親を遠距離介護し続けた経験があり、自分と同じ経験をした人や介護福祉士に声をかけて6年前にビジネスケアラー支援会社を設立した。会社では経験者によるセミナーを重視し、頑張りすぎない介護を知った事でスムーズに介護をスタートできた人もいる。父親が倒れて介護をすることとなった押田裕子さんは地域包括支援センターに連絡して要介護認定を受けてケアマネージャーが紹介された。その後在宅介護に向けて家屋調査等を専門家によって行われ会社の介護休暇などの社内制度についても人事に相談をした。企業もビジネスケアラーを重要視し、社員が介護を理由に辞めることのないように介護の予定を社内で共有し全員でカバーしあっているという。仕事と介護を両立させるためにはチームで介護して介護保険の活用により様々なサービスを受けることができる。
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