銀行の手数料値上げについては困惑の声も聞かれている。窓口の場合は各社が990円、ATMでも値上げの波が押し寄せている。キャッシュレスの進展や詐欺・マネーロンダリングの対策のための資金捻出が目的と見られる。専門家の塚越菜々子氏によると、低金利政策で銀行側は収益をあげることができず、人手不足解消のため窓口の利用を減らしてもらう側面もあると見られる。一方でインターネットバンキングを巡っては同行同士の場合は大手3行がそれぞれ無料であり、他行に対してはみずほ銀行は現行の320円から110円に値下げするなどし、残る2社は220円と割安となっている。ネットバンキングへの不安の声もあるが、高齢者からも勉強してみたいという声は聞かれている。また、様々な手数料で納得いかないものの調査では、1位はATMの手数料で73.9％、4位はチケットの発券手数料で51.1％、5位は関東で多い賃貸の更新手数料で47.6％などという（エアトリ（AirTrip）調べ）