米国のトランプ次期大統領は、8日に放送されたNBCテレビのインタビューで国内外の主要課題について答えた。ロシアによるウクライナ侵攻を巡ってトランプ氏は、司会者から“ウクライナは新たな政権の発足後、米国からの支援が減ることを覚悟すべきか”と問われたのに対し“恐らくそうだ”と述べてウクライナ支援を縮小する可能性に言及した。そのうえで、“ロシアとウクライナの双方で何十万人もの人々が殺されている”と述べて、早期に戦闘を終結させたいという考えを重ねて示した。またトランプ氏はNATOに加盟し続けるか問われたのに対し、“各国がきちんと支払いをしてわれわれを公平に扱っていると思えればとどまる”と述べて、加盟国が十分な軍事費を負担していることが前提になるという認識を示した。一方、トランプ氏は2021年1月に起きた連邦議会乱入事件で有罪となった自身の支持者らについて、“彼らは長い間、苦しんできた”と述べて、個々のケースを調べたうえで“大統領就任初日に恩赦を与える可能性が高い”と明らかにした。