明治25年生まれ、一卵双生児の姉・成田きんさんは裁縫が得意で浴衣くらいは自分で縫う。妹・蟹江ぎんさんはきんさんの家と車で10分の距離に住んでいる。身の回りのことは全て自分でしなければ気が済まない性分。双子が揃って100歳を迎えたのは日本ではこれまで例がない。きんさんは赤身の刺身、ぎんさんは白身の刺身が大好物。ぎんさんは家族の手を借りることがほとんどなかったという。きんさんは「ひとの言ったことや何でも苦にせんこと」、ぎんさんは「おてんとさまが出てごはんを食べて働きに行くと、おてんとさまが西へ下がると戻ってきてごはん食べて寝る、それだけのこと」と話していた。
