炊きたての御飯をほぐして粗熱を取るしゃもじなど、調理器具も食事には大切となっている。秋田・湯沢市にはお餅を削るためのかんなを使う風習があり、大きな模様の入った餅を削る様子から「かんな餅」との名前が付けられている。ボラの幼魚・イナから背骨だけを取り外すいな包丁は愛知・蟹江町でハレの日を祝う「いなまんじゅう」というイナに味噌を詰め込んで焼くグルメに欠かせない調理器具となっている。山に囲まれた福島・喜多方市は魚が流通しない中、新潟から日持ちする身欠きニシンを運んでいたが、こちらは口伝えで味を継承してきたものの、100年以上受け継がれてきた道具がこちらも欠かせないという。
住所: 福島県福島市早稲町1-2
URL: http://www.nhk.or.jp/fukushima/
URL: http://www.nhk.or.jp/fukushima/