弘前市の三浦酒造では今月上旬から来月始めにかけて、冬の低温でゆっくりと発酵させることでコメの旨味を引き出す寒造りと呼ばれる日本酒の仕込みを行っている。今朝も10人余の従業員が集まり、大きな蒸籠で蒸し上げた約900kgの県産の酒米の一部に麹菌をふりかけた後、麹などを作る部屋に運ばれた。蒸した酒米が入れられた大きなタンクでは均等に発酵が進むよう蔵人が櫂と呼ばれる長さ3m程の棒で麹や水などと共に丁寧に混ぜ合わせていた。去年の夏の暑さの影響でコメが固く水に溶けにくい為、例年よりすっきりとした味わいになるという。今の時期仕込んだ酒は3月頃から出荷される。
住所: 福島県福島市早稲町1-2
URL: http://www.nhk.or.jp/fukushima/
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