トランプ政権の相互関税からは除外されたものの分野別の追加関税が検討される半導体だが、世界最大手である台湾・TSMCの魏哲家会長兼CEOはアメリカとの関税政策による不確実性とリスクは有るが、今のところ顧客の行動に変化は見られないとして20%半ばの増加が期待できるとしている。売上高は42%増の約3兆7000億円、純利益は60%増の約1兆6000億円となったという。日経平均もTSMCの好調さから457円増の3万4377円となったが、今後も中国への輸出規制などの不安材料が残っている。米エヌビディアは中国向けのAI半導体「H20」が輸出規制の対象となったことで2-4月期の決算で約7800億円を計上するとしていて、オランダ・ASMLも1-3月期決算が予想を下回ったとしている。