日焼け止めに表記されている「SPF」と「PA」は何を表しているのか、130年以上の歴史を持つ大手日用品メーカー・花王事業PR戦略部・大家千亜紀さんに聞いた「両方紫外線防止効果の程度を表す。それぞれ防いでいる紫外線が異なる」。紫外線にはAとBの2種類あり、紫外線A(UVA)は長時間かけて蓄積し、シワやたるみなどを促す原因になる紫外線、紫外線B(UVB)は短時間で炎症を起こし、シミ、そばかすの原因になる紫外線。SPF数字は紫外線B、PAの+は紫外線Aを防ぐ効果を表している。日焼け止めの90%以上がSPF50を超える高数値のためSPFもPAも目安にしかならない。日焼け止めを選ぶ際の重要なポイントは目的に合わせて選ぶこと。