QRコード決済を悪用した新たな詐欺が広がっている。買った商品の返金を装ってお金をだまし取るという。購入した商品が欠品だったなどとして返金手続きのメールが通販サイトから届き、メールに記載されたURLなどで返金手続きと称した手続きの説明を受け、それを実行すると実際は返金ではなく振り込みが実行されてお金をだまし取られるとのこと。コード決済事業者では、第三者による勝手な操作に基づく支払い・送金は補償されるというが、今回のような最終的に被害者自身が操作したパターンでは補償・救済の仕組みはないという。PayPayはAiと人の目で24時間体制でチェックしているというが、被害者自身が操作するパターンは通常決済との判別が難しく原則補償はできないとのこと。今回のケースではそもそも通販サイトが偽サイトだったことがあり、またQRコード決済で支払っていないのにQRコード決済で返金を求められたら疑うべきとのこと。昨年度、東京都の消費生活総合センターにはこの手の相談が1300件以上寄せられたという。