- 出演者
- 池谷亨 林修 角谷暁子 眞鍋かをり 岡本玲 ふかわりょう
オープニング映像。
『職人醤油』では選りすぐりの醤油を100mlの小瓶で販売。今、クラフトビールのブームが調味料にも来ているという。醤油には5種類の規格がある。中間の濃口に該当する秋田・石孫本店の『百寿(100ml)』は486円。100年以上前の道具で昔ながらの醤油づくりを続けているため、木桶の酵母が独特で深い香りを生んでいる。香川・ヤマロク醤油の『鶴醤』は再仕込醤油で、二段熟成させていて、アイスクリームにかけるとみたらしの様な風味になる。
スタジオで眞鍋かをりさんは『鶴醤』を常備していて、醤油を使い分けていると話した。林先生は『鶴醤』は年に1度生揚げ醤油を販売していて争奪戦になっているという知識を披露した。
蔵元の特徴を楽しめるクラフト醤油。職人醤油では、小分けにすることで手頃な価格で買えるようにし、年間40万本を売り上げている。さらに、ラベルに用途にあった料理のイラストを添えることで選びやすくしている。店で5種類の醤油を購入した男性は、趣味の仲間とのマグロパーティーのために購入。食べ比べで盛り上がり、ご飯に醤油をかけて食べる人も。
5種類の醤油の中で流通量の8割を占めるのが濃口醤油。値段も比較的手頃で万能タイプ。この濃口を中心に色が薄いものが白ワイン、濃いものが赤ワインのイメージだという。白醤油や淡口醤油は素材を生かすため、だし巻き玉子やうどんなど出汁をきかせた料理に最適。再仕込や溜まりは赤身魚と相性バッチリで、熱を加える料理にも合う。
ふかわりょうさんは「贈り物で喜ばれそう」と話した。岡本玲さんは岡山出身で湯浅醤油がサラダのドレッシングを作るのにいいと話した。池谷さんは醤油の輸出額は増えていて、アメリカと中国で人気だという。林先生は熊本・フンドーダイが開発した『透明醤油』は濃口醤油だが透明で料理に色がつかないと紹介した。
スタジオで利き醤油。キッコーマンの『こいくちしょうゆ』100mlあたり45.1円と、最高級ライン『亀甲萬本店 御用蔵生』100mlあたり900円を食べ比べ。すると、全員が正解した。
千葉・野田市にあるキッコーマン食品野田工場。ここにある通称“御用蔵”は宮内庁に納める専用醤油の醸造所だったという。通常の鉄タンクではなく、杉桶でじっくり2年熟成させるため年間6000本しか作れず、年に1回の出荷。味の調整はあえて行わず、味にブレがあるのは年ごとに違いを楽しんでもらうためだという。
林先生は「醤油のランク付けは窒素の量で決まるんですよね」と話すが、みんなきょとんとしていた。
『MEGAドン・キホーテ 姫路広畑店』内に前例のない古着店『フクカオ』がオープン。ここはユニクロ、ZARA、H&Mの古着専門店。価格は300円~3000円。定価の3分の1を基準に値段設定されている。フクカオを運営するのはリユースショップを展開するベクトルという会社。実店舗とECサイトと通じハイブランドからミドルブランドを扱ってきたが、ファストファッションに進出。知名度がある3ブランドに絞った話題性とニーズを見込んだ出店だという。2000年代前半までのユニクロは“オールドユニクロ”と呼ばれマニア間で人気が出始めているという。
フリマサイトが活況な中、実店舗の意味について、池谷さんは「ネットショッピングでも売る側にはコストがかかっている」と話した。着なくなったファストファッションについて、岡本さんは着倒して最後はぞうきんにしていると話した。
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着なくなったファストファッションを少しでも高く売るコツについて。『エコスル 根津店』にユニクロの古着を持ち込み査定してもらった。ハイブリッド ダウンコートやウルトラライトダウンは500円。シーズン直前に持ち込むと高値がつきやすいという。状態が重視されるため、アイロンがけや毛玉取りも高値につながる。また、まとめて持ち込むことで値段がつきやすくなるという。
服をいい状態に保つためにやった方がいいのは、服を裏返して洗濯することだと話した。衣服の9割が1年で手放され、66%が処分・埋め立てされているため市場は拡大の余地があるという。
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去年民間企業が支払った給与総額は232兆円9072億円。様々な規制緩和が進む中、この額の争奪戦が始まっているという。
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- 国税庁
今では約9割が振込で支払われている給与。キャッシュレス化が進む昨今、第3の選択肢として去年4月にデジタル給与が解禁。今年8月にPayPayに認可がおり、いよいよ実現に向けて動き出した。いち早く認可を求めたPayPayは給与を金融サービスに使ってもらい、PayPay経済圏で給与を使ってもらう世界を目指しているという。街でデジタル給与について聞くと、意見は賛成と反対に分かれた。希望者にデジタル給与を支給しているPayPayでは、普段の買い物などに使っている人が多いようだが、資産運用に回す設定にしている人、自動車ローンの引き落とし口座への自動送金をしている人もいた。
ふかわりょうさんはデジタル決済は何も使っていないという。眞鍋さんは現金はほとんど使っておらず、現金しか使えないときには慌ててしまうと話した。
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これまでデジタル給与はソフトバンクグループ各社の従業員のみ対象だったが、今月5日にその他企業でもサービスが開始されることが発表された。いち早く導入を検討する企業を取材すると、背景には運送業界のあの問題があった。
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デジタル給与の導入を検討している運送会社・デイリートランスポート。従業員は1110人、平均年齢は39歳の会社。物流・運送業界の人手不足の対策として、新しい試みで従業員の満足度を高め、若い人材確保につなげたいと考えているという。
デジタル給与の企業側のメリットは手数料が安くなること、課題は二度手間やコスト増加。従業員側のメリットはチャージの手間がなく、受け取りの選択肢が広がること。課題は安全性と破綻の備え。PayPayでは、不正利用の被害額はPayPayが全額補償、PayPayが破綻した場合は三井住友海上によって6営業日以内に全額保証されるという。