FRBは23日、「ベージュブック」を公表し、その中で貿易政策への不確実性に関する言及が多く見られた。アメリカの経済活動全体については前回3月の報告から「ほぼ変わらず」とした一方、関税政策をめぐる不確実性の高まりでいくつかの地区で見通しが大幅に下方修正された。物価はすべての地区で上昇し、ほとんどの地区で企業が関税によるコストの増加を見込んでいる。このほか同じく23日に発表された4月の総合PMIは1年4ヶ月ぶりの水準に落ち込んだ。関税などによって販売価格の上昇率は約1年ぶりの大きさとなった。
© 2009-2025 WireAction, Inc. All Rights Reserved.