村松さんの日経平均予想レンジは32,650円~33,000円。今日の東京市場は中東情勢の戦線拡大等をリスク要因としてみておきたいとのこと。注目ポイントは「Higher for Longerの前例」で、「FRBは2004年から2006年にかけて17回連続利上げをしてFF金利を1%から5.25%まで引き上げた。一連の利上げ後は15か月間にわたり高い金利を据え置いた。まさにHigher for Longerの前例」と話し、S&P500は高金利を据え置いても堅調を維持しているが、株価上昇には実質金利の安定が条件だとした。村松さんは「アメリカの景気が後退していく可能性はあるが、前回の前例を見る限りにおいては、長い金利引きあげが終わって、Higher for Longerの状態になることは株式市場にとっては悪い状況ではないので、あまり悲観的にならず楽観的にみていいんじゃないかなと思う」と話した。