大和証券キャピタル・マーケッツアメリカのシュナイダー恵子さんが8日のNY市場について解説。米英通商協定の発表でリスクオンが進み、株式相場はS&P500は相互関税発動前の水準を挟んだ動きでマネーフローはポジティブとなっている。10日から開催される米中貿易協議でのベッセント財務長官の手腕が期待される。米中貿易協定についてはトランプ大統領、中国ともに自分から折れないという強硬姿勢をみせているが、ホンネは妥協点を模索したいところ。4月中は中国が交渉のテーブルにつく様子はなかったが、ブルームバーグ通信は2日関係者の話として一部の米製品に対し非公開で関税の適用を除外を開始したと報じている。トランプ大統領も8日、中国との協議で進展がみられれば関税引き下げの可能性に言及するなど態度を軟化させる場面も目立っている。