文部科学省は全国の国公私立の幼稚園・小中学校・高校の健康診断の結果を一部抽出して発育状況などを調査していて昨年度までの3年は新型コロナの影響で6月までだった調査期間が年度末までに延長されている。昨年度の肥満傾向の子どもの割合は男子は小学5年生で15.1%など小学5年~中学3年までの学年で2006年以降最も高くなった。女子は小学6年生が10.5%など小学生では2年生を除く全学年で最高となった。文部科学省は調査期間が異なるため過去の数値と単純に比較はできないとした上で新型コロナで生活習慣が変わり運動量の減少などが要因とみられるとしている。裸眼の視力では1.0未満の割合が小学生が37.9%、中学生が61.2%などいずれもこの20年で10ポイント以上増加している。