本多さんと成田さんの良いところを聞かれ、岩崎さんは「本多さんは五輪でのメダル獲得から着実に力をつけている。2人はほぼ五輪は決まったようなもの。3月に五輪選考会があり、日本水泳連盟が厳しい派遣標準記録を設けているが、2人はクリアできる実力がある。成田さんはアジア大会で弱かったバタフライや背泳ぎを克服してきた。今回の優勝は価値のあるもの」などとした。世界選手権を見ると今年はメダルが2個と過去20年で最も少なかった。この原因について岩崎さんは「選考会と選手権までの間が長すぎるというのもあるが、96年のアトランタ五輪の惨敗から個を重視するよりも『競泳陣』というチームづくりをしていった。所属の垣根を超えて強くなっていった。コロナのせいでチームづくりがうまく出来ていないことも要因にあると思う」などと話した。