れいわ新選組・舩後靖彦氏は「令和4年の予備費とその使用額について質問。一般会計、新型コロナウイルス感染症及び原油価格物価高騰対策の予算額は9兆8600億円使用額は7兆814億円。一般会計ウクライナ情勢経済緊急対応予備費は予算額1兆円、使用額はなし、一般会計予備費9000億円、使用額5257億円、特別会計予備費の全体の予算額8048億円、使用額は688億円。予備費の予算額のうち使用されなかった額の合計は約4.9兆円。これだけの額の使い残しが発生したのはなぜか。次に令和四年度決算について。実質賃金は18ヶ月連続でマイナス。政府は予算案について大きな見込み違いをしたことが言える」など質問。岸田総理は「(予備費の不要額について)予備費は予見しがたい予算の不足にあたるために設けられている制度。これまで新型コロナや物価高騰などの予測困難な事態に対して万全の備えを講ずるため、国民生活を守るため適切と考えられる規模を計上してきた。その上で実際の予備費の使用にあたっては必要性などを検討した上で決定してきており、結果として各年度に一定の不要額が生じたものと認識しているが、引き続き適正な計上と執行監理の双方につとめていく。(一律給付の実施について)令和4年度予算については新型コロナウイルスや物価高騰から国民生活や事業活動を守り抜くため十分と考えられるという事業を計上したもの。一律給付は国難と言われるものの時には必要だが、それ以外のときは困っている人に限定して行うべき。いまは新型コロナウイルスのときとは違うと認識している。低所得者の方に寄り添った対応を考えることが重要」など答弁。参議院の質疑はこれで終了。今日は令和4年度決算の概要についての報告と各会派による質疑が行われた。