出雲大社では新しい年への準備のために毎年この時期に「すす払い」を行っていて、きょうは国宝の本殿に約20人の神職が集まった。神職たちは長さ4mあまりの笹を束ねて作った「大笹」や長いもので3m以上にもなる竹の先に和紙をつけたはたきを使い、軒下や天井などに溜まった1年分のほこりを丁寧に払い落としていった。出雲大社では今月26日までに拝殿や神楽殿などのすべての建物のすす払いを終えたあと、今月27日には元日に神前に備えるための水をくむ井戸を清める「御饌井祭」という神事が行われ新しい年を迎える準備が整う。出雲大社によると今年の三が日には約54万7000人が参拝に訪れていて、新型コロナの5類に伴い来年の三が日には今年を上回る約75万人が訪れる見込みだという。