関口毬奈の意識が戻った時について倉島直樹は「こういう治療に関わってて良かった」などと話した。患者に優先順位をつけて治療にあたらずを得なかったことについて荒井裕国は「どんどん電話がかかってきた。断らざるを得ないことがたくさんあった。そういう時に、今の助からない治療を続けてることが正しいのか自問自答することもある。最後の1%でも助かる可能性があれば何でもやる。それが僕らにとっての倫理観だし正義感だし、僕らを成り立たせていた根幹だった。でもそれを持ち続けることを許してもらえない環境になったときの辛さ。人の生と死の究極の所に立たされて、自分自身のありように大きく影響を与えた時間だったと思う」などと話した。