石破総理は今回の「TICAD」を通して世界の成長センターとして注目されるアフリカとの連携を強化したい考えだ。TICADは49カ国の参加のもときょうから3日間開催される。石破総理は開会式でインド洋からアフリカにかけてを1つの経済圏と捉える新たな構想を発表した。念頭にあるのは中国の存在だ。アフリカで存在感を強める中国。日本政府としては成長著しいアメリカ市場に日本企業が進出する後押しをしたい考え。石破総理も30を超える首脳らとトップ会談を行い、関係強化を図る。ある政府関係者は日本の存在感を高める重要な会議だと指摘している。TICADに加えインドや韓国の首脳の来日など今後も外交日程が続く。石破総理としては外交を実績にすることで続投への理解を広げたい狙いもある。