アメリカの第47代大統領に就任したトランプ大統領は19日に行った支持者の前での演説では、トランプ次期大統領が集会場に姿を見せると、会場は「USA!USA!USA!」と大きな歓声に沸いた。大口の献金者らを招いた夕食会では、早速、トランプ節が。大統領が即座に行政命令を下せる「大統領令」。その中の一つが、動画投稿アプリ「TikTok」に関する大統領令。中国系企業が運営するTikTok。バイデン政権下では「安全保障上の懸念がある」として、利用を事実上、禁止する法律が成立し、18日夜からサービスが停止していた。しかし、就任初日に法律の施行を猶予する大統領令を出す考えを示し、「TikTok」は利用停止から1日もたたずに“復活”した。さらに、トランプ大統領が最も力を入れたいとしたのが、不法移民への規制。トランプ大統領は急増してる不法移民によって、国内の治安が悪化してるとしてる。現在、アメリカに住む不法移民は推計およそ1100万人。首都・ワシントン近郊の街にも、大勢の不法移民が暮らしている。移民の強制送還をめぐっては、労働力不足による賃金上昇が価格に転嫁され、インフレをまねくとの指摘も出ている。再び大統領に就任したトランプ氏は、アメリカをどのように導いていくのか。