山口県阿武町が4630万円を誤送金した事件。これがきっかけで未だにフロッピーディスクが使用されていることが判明した。アメリカでも今年国際空港で通信障害が起こった。そのトラブルの原因はシステムが古かったことだという。アメリカでは航空インフラの心臓部での老朽化が深刻となっている。アメリカの管制塔では現在もWindows95搭載のパソコンやフロッピーディスクが現役で、新旧の設備がごちゃまぜの状態。トランプ大統領の一声でシステムを見直すことになったが、サンフランシスコの鉄道でもフロッピーディスクを利用していたり、核ミサイル発射のシステムにもフロッピーディスクが使われていたのだという。しかし、古いからこそセキュリティが万全だということもある。日本の官庁でもフロッピーディスクが使われていたが、その理由はフロッピーディスクでデータを保存したり提出したりすることという法令が1000件以上もあり、フロッピーディスクを使わざるを得ない状況だったこと。この法令の規定は去年全て廃止になった。