世界的な歌手、テイラー・スウィフトがきょうから5年ぶりの来日公演を開催。テイラー・スウィフトが経済に与える大きな影響について解説。テイラー・スウィフトは1989年ペンシルベニア州で誕生。カントリーミュージックの中心テネシー州ナッシュビルを拠点に活動。16歳でファーストアルバムを発表。グラミー賞を史上最年少20歳で最優秀アルバム賞を受賞。2024年、4度目の最優秀アルバム賞を受賞した。客の2~3割は外国人だったという。スウィフトさんのファンは彼女のためなら多額のお金を出すのを躊躇しない。去年の全米ツアーの興行収入は10億ドル(1480億円)に迫り、コンサート収入の記録をぬりかえた。アメリカでは約1.5兆円もの経済効果があったとの試算もあり、「スウィフトノミクス」と呼ばれ政府並みの経済効果がある。4日間の来日公演の経済波及効果は341億円にのぼるとの試算もある。チケットや物販に加え、海外から集まったファンが宿泊、交通費、観光での支出を拡大することが見込まれる。スウィフトさんの影響は巨大テック企業にも影響している。先月Xでスウィフトさんの偽の性的画像が拡散される事件があった、Xは一時「テイラー・スウィフト」の文字を検索できなくする対応を余儀なくされた。画像作成に使われたマイクロソフトのアプリは仕様変更。中国のTikTokではテイラー・スウィフトが所属するユニバーサルミュージックとの交渉が決裂し楽曲の使用を禁止。TikTokはスウィフトを失って生きていけるのかと報じられている。2020年のアメリカ大統領選挙ではバイデン大統領を支持し若者票の取り込みに一役買ったと言われている。ブラックライブズマター運動に関しトランプ氏が銃を使った鎮圧も辞さないことを発信。スウィフトさんは人種差別的な発言を続けたトランプ氏に怒り「11月に投票で落選させる」と発信。今年の大統領選挙でも影響力は絶大で大統領選でスウィフトさんが支持する候補に投票するという人が18%。今回、スウィフトさんはどの候補を支持するか名言していない。トランプ氏の支持者や保守派メディアはホワイトハウスに操られているなど警戒している。ニューヨーク・タイムズはバイデン陣営がスウィフトさんを巻き込んだ選挙キャンペーンを計画中だと報じている。テイラー・スウィフトさんの今後の発信に要注目だ。
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