米国のIT大手「アップル」はiPhoneなどの基本ソフトに生成AIのシステムを導入すると発表した。オープンAIと提携し「ChatGPT」も利用できるようにするという。この分野での出遅れが指摘されるアップルが巻き返しを図る狙いがあるとみられる。アップルのティム・クックCEOはiPhoneなどの基本ソフト(最新モデル)に生成AIシステム「アップルインテリジェンス」を導入すると発表した。AI搭載の音声アシスタント「Siri」機能を向上、より自然な会話が可能になったという。一方イーロン・マスク氏は10日のXへの投稿で「私の会社ではアップルの端末は使用禁止になるだろう。それは容認できないセキュリティー違反だ」などと批判した。マスク氏は去年、生成AIを開発する新会社を設立しオープンAIと競っている。ニューヨーク・タイムズは「アップルがマイクロソフトと緊密な関係にあるオープンAIと手を組んだことは、オープンAIがAI技術の開発で業界をけん引する存在であることを明確にした」と報じている。
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