愛知県豊明市の市議会、全国初の条例案の審議がきょう始まった。その条例案とはスマートフォン等の適正使用の推進に関する条例。スマートフォンやタブレットの使用時間の目安を仕事や学習などを除き1日2時間以内にするというもの。すべての市民が対象で小学生以下は午後9時以降、中学生以上の子どもは午後10時以降の使用を控えるよう促している。違反しても罰則はないが家庭内でのルール作りなど努力義務を課すとしている。この条例案を議会に提出した小浮正展市長は「家族とのコミュニケーションが削られていないか、食事がいいかげんになっていないか見つめ直して」とコメント。一方海外では近年、子どものSNS利用について行政が介入する動きが相次いでいる。オーストラリアでは去年11月、世界で初めて16歳未満のSNS利用を禁止する法案が議会で可決され政府は年内の施行を目指している。規制の対象はインスタグラムやTikTok、Xなどだが政府は今年7月に新たにYouTubeを対象に加えると発表。子どもたちへの調査でYouTubeを通じて有害コンテンツに接したと答えた人が多かった事などを理由に上げている。またフランスでは今年起きた学校関係者殺害事件を受けて、マクロン大統領が15歳未満の子どものSNS利用を禁止する方針を示している。
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