今回取材したのは未利用熱を電気に変える謎の金属。物質材料の研究を行う国の施設「NIMS」は工場やデータセンターなどで排出される活用されていない熱を電気に変える研究を進めている。長年にわたり科学者が追い求めている技術だ。グループリーダーを務める内田健一氏がこの研究を始めたのは大学生のころ。磁石の性質を持つ物体に温度差をつけることで磁気の流れが生じることを世界で初めて発見。論文に掲載され、当時話題になった。その内田さんが開発したのが一見、何の特徴もないような金属。アクリル板の上に置き、持ち上げると下に敷かれていた砂鉄がびっしりとアクリル板にくっついた。この磁力が最大のポイントだ。
これまで熱を電気に変換する際に使われてきた機器は半導体の上下で温度に差ができると熱の流れが生まれその流れと平行に電気が流れる。従来の方法では、熱を電気に変えるためには半導体や電力などが必要で、構造が複雑なのが課題だった。そこで内田さんは熱を電気に変える磁石を開発。温度差ができた場合熱の流れに対して電気が平行ではなく垂直に流れる性質がある。この性質を用いることで電極などの部品がなくても発電が可能になる。内田さんが開発した磁石にも独自の技術が組み込まれている。使われているのはレアメタルと呼ばれる希少金属。磁力を持つコバルトやサマリウムなど5つの金属。特殊な機械で加工することでレアメタルが何層にも重なり磁力を持った合金へと生まれ変わる。内田さんは2028年までに実用化レベルに改良することを目指すという。
これまで熱を電気に変換する際に使われてきた機器は半導体の上下で温度に差ができると熱の流れが生まれその流れと平行に電気が流れる。従来の方法では、熱を電気に変えるためには半導体や電力などが必要で、構造が複雑なのが課題だった。そこで内田さんは熱を電気に変える磁石を開発。温度差ができた場合熱の流れに対して電気が平行ではなく垂直に流れる性質がある。この性質を用いることで電極などの部品がなくても発電が可能になる。内田さんが開発した磁石にも独自の技術が組み込まれている。使われているのはレアメタルと呼ばれる希少金属。磁力を持つコバルトやサマリウムなど5つの金属。特殊な機械で加工することでレアメタルが何層にも重なり磁力を持った合金へと生まれ変わる。内田さんは2028年までに実用化レベルに改良することを目指すという。
