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きょう、自民党総裁選挙が告示された。予想通り5人が名乗りを上げ、来月4日まで12日間の論戦を繰り広げる。届け出順1番は小林元経済安保担当大臣。20人の推薦人は中堅・若手議員が固めた。茂木前幹事長は旧茂木派議員が半分以上、推薦人に名を連ねた。林官房長官の推薦人は中堅・ベテラン議員が中心となっている。高市前経済安保担当大臣は前回は推薦人に13人いた“裏金議員”が今回は0人でクリーンさを打ち出した。届け出順が最後となったのが小泉農水大臣。衆参両院で少数与党となる中、この国の行方を左右する選挙が始まった。
40年以上にわたり自民党職員として長く選挙に携わり、永田町で「選挙の神様」と呼ばれている元自民党事務局長で選挙・政治アドバイザーの久米晃さんは「党の役員や閣僚を経験した点では小泉さんは一歩も二歩も劣っている。ただ、小泉さんを応援する国会議員の中にはそれなりの人たちが集まっている。その人たちがどう支えていくかが問われている」と話した。今回、小泉進次郎氏の推薦人には現役閣僚の加藤勝信、伊東良孝、三原じゅん子がいるほか、当選1回の新人議員・根本拓、梶原大介、福山守から、野田聖子元総務大臣、遠藤利明元総務会長らベテラン議員までバランス良く名を連ねている。さらに河野前デジタル大臣、斎藤健前経産大臣、岸田前総理の側近・木原選対委員長なども支援。久米氏は小泉氏は党の役職や閣僚の経験不足をチームでカバーしようとしているとみている。総裁選勝利のための重要ポイントは説明力と説得力、包容力だという。あさって行われる日本記者クラブ主催の公開討論会を注目する久米氏は「きちっと話ができて説明できて、国民が今度はこの人に託してみようという気を起こさせる行動、発言が重要な課題」と話した。
